カタルーニャの葡萄畑から


ドイツ生活10年後、スペインのカタルーニャ地方へお引越し。葡萄畑に囲まれた田舎暮らし。
by penedescat
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はみだしっ子

このブログを読んでくださってる方で、この漫画をご存じの方・・・・いらっしゃる?
いや、いらっしゃらない確率の方が高い。


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私が小学生の頃の話です。
少女漫画雑誌で「花とゆめ」というのがありまして、そこに数年掲載されていたのが三原順(みうらじゅん、ではない)先生の大作、はみだしっ子

当時は少女漫画と言えば、キャンディ・キャンディが掲載されていた「なかよし」、ときめきトゥナイトの「りぼん」などが主流でしたが、当時から少々ひねくれていた私は断然「花とゆめ」派。
なんていうか、花ゆめの漫画はちょっと大人ぶってるというか、あんまり少女少女してなかった気が。。。
あっ、あの名作「ガラスの仮面」や「パタリロ」も花ゆめの代表作ですね。

とにかく私は小学生時代、上の写真の「はみだしっ子」が好きで、好きで、大好きで。特に表紙のグレアム君(黒髪で片目を失明してる男の子)のファンでした。
あの当時、TVでは初代あばれはっちゃくに、漫画ではグレアムに恋をしていたように思う。

8年間の長いストーリー、Wiki先生の助けをかりつつ簡単にまとめると。


(あらすじ)

グレアム、アンジー、サーニン、マックスの4人の少年は、それぞれの家庭に複雑な事情があり親元を離れ、「親ではなくホントに愛してくれる人」を求めて、社会からの"はみだしっ子"の立場を選択し、子供でありながら大人達を小気味よくあしらいながら放浪する。

ある冬4人が雪山にて遭難し、事故による殺人事件が発生。人間のエゴと憎悪に直面して4人がそれぞれ傷つき、バラバラになる。(中略)・・・以降再び4人で放浪生活を送るが、グループ最年長のグレアムとアンジーは雪山での事件を隠し通すことに悩む。グレアムが父と死別すると、グレアムの伯父の勧めに従い4人はでクレーマー家に養子に入る。

放浪生活が長く定住することに慣れない4人だが、次第に養子家庭の一員となっていく。しかしとある抗争に巻き込まれグレアムが負傷。抗争の原因である少年を告訴した裁判が始まる。その少年には故意がなく無実だという弁護士の声により、グレアムは雪山での事件を隠しながら罪を得ようとしている己を自覚する。

結審し、アンジー、サーニン、マックスがそれぞれクレーマー家の息子の座に収まったことを確認したグレアムは雪山で起きた事件を清算しようと画策。しかし相手の拒否にあい失敗。自殺を図るもそれも失敗すると心を閉じた。雪山事件に関わった人物が死んだことでしがらみが無くなり、グレアムが養父ジャックに事件のことを明かしたところで物語が終わっている。



↑ んん・・とても少女漫画の内容じゃないわ。
内容はしょりすぎちゃってるけど、とにかく毎回すごい人間ドラマが繰り広げられるのです。

特に好きなのは「カッコーの鳴く森」。4人が参加したサマーキャンプにいた自閉症の女の子が、次第にサーニンにだけ心を開いていく、でも最後は・・・(涙)


この漫画のどこに惹かれるかというと、やはり物語全体に漂う寂寥感。
それから選び抜かれた、膨大なセリフも良い。ハイネの詩集の引用あり、ジャニス・ジョプリンやローリングストーンズの歌詞の引用あり、心に響くセリフの多いこと。

子供のころは家に全巻そろってたのに、いつのタイミングか手放してしまったようで(←捨てるの大好きな自分の性格が憎い・・・)大人になってからも「捨てなきゃよかった」と思ってたんです。

ところがはみだしっ子の単行本が発行されてると知り、先日ネットで衝動買い。
見て、このコレクションを♪

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これを家で読み出したらもう止まらない。
今読んでもセリフは難しいし、話は重いし、こんなものを私は小学生の時に読んでたのかとびっくり。


普段漫画なんて読まない私が必死に読んでるので、相方が「その漫画は何だ?」と聞いてきた。
なのに少し説明しだけで「もういいよ~」って遮られ。。。
もう、最後まで私の説明を聞いてよ。
いかんせん最初はグレアム君7歳だったのが、最後には15歳ですからね、8年間のストーリーをまとめようとすれば話も長くなるわ。(笑)
しかも4人の少年の物語なので、一人ずつを語りだすと一晩あっても足りない。


もし・・・はみだしっ子が好きって人がいたら、同志だと思ってしまうな。
それくらい想い入れがあるのですよ。

この6冊は絶対に墓場まで持って行くのだ。


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by penedescat | 2014-08-09 04:07 | その他 | Comments(8)
Commented by maconeco at 2014-08-10 00:46 x
こんにちは!
懐かしい。私も読んでました読んでましたよ〜〜
私はサーニンびいきだった記憶が。。。
でもあらすじをあらためて読ませていただき、え、そんな話だったっけ???まるで覚えていない。。。
単行本も集めていたんですが、同じくどこかで手放してしまいました。作者の三原順さんが亡くなった時は結構ショックだった記憶もあります。
思い出させてくれてありがとうございます!!
私もまた読みたくなりました〜〜
Commented by bon at 2014-08-10 00:48 x
初めまして。以前からブログを拝見していたのですが、はみだしっ子がのっててビックリ!ああ、お好きなんですね!!私もです!!
小学生のとき、私もおなじく”オンナノコ”すぎるなかよしやマーガレットは読めず、花とゆめやLaLa派でした。とくに、三原順作品はほぼ網羅するくらい好きでした。マイナーなのでなかなか同志を見つけられなかったのですが、今回はみだしっ子がお好きだと知り、ついコメントさせていただきました。あー、うれしいです!
Commented by penedescat at 2014-08-10 16:18 x
maconecoさん:
コメントありがとうございます! よかった、はみだしっ子をご存知の方がいらっしゃって~。
サーニンもいいですよね、私は彼のことグレアムの次に好きでした。
競走馬を可愛がっていたこととか、もちろんカッコーの泣く森でのサーニンとか忘れられないです。
あの物語、後半は養子に入ってからの話や裁判のシーンが増えてくるんです。今思えば小学生には深くは理解しずらい。きっと私もmaconecoさんも、前半の4人が放浪してる話のほうが思い出に残ってるんだと思いますよ。
Commented by penedescat at 2014-08-10 16:28 x
bonさん:
コメントありがとうございます♪ 
ここにもみだしっ子ファンがいらっしゃったとは感激です(涙)
あの漫画が私の感受性を養ったと言っても過言ではないんです。
当時、少女漫画ってたくさんあったけれど、はみだしっ子はマイナーですよね。確かに知ってる人が少なくて、その話題で盛り上がることはまずない(笑)。何故だ、同じ花ゆめでもガラスの仮面は有名なのに?
今回こうやってお二人にコメントいただけて私もホント嬉しいです~!
Commented by gabbyna at 2014-08-11 22:53
おお、花ゆめですか、懐かしい!三浦じゅん先生のもちょっと独特でしたよね。私は、山岸涼子先生の「アラベスク」が、始まりでした。(古い!)
花ゆめのトーンが全体的に大人だったし、今でファンタジー的なのも多かったかなぁと思います。結構好きで読んでいました。
昔好きだったマンガ本を今、探して買い直したりしちゃったりしています。私もきっと墓まで持っていく本は、アラベスクなんかだろうって思います。
外人の旦那には、解らない世界だと思います!
Commented by penedescat at 2014-08-12 03:37 x
gabbynaさん:
山岸涼子さんのは絵が綺麗ですよね~。
そう、花ゆめはまさにファンタジー系。タイトルからして「なかよし」や「マーガレット」とはちょっと違う。今ああいう漫画雑誌あるのかどうか知らないけど、ホント名作が多かったように思います。
漫画といえどあなどるなかれ、と外国人勢には伝えたいですねw
もはや文学先品の域ですもん。
Commented by アサイー at 2016-03-19 07:30 x
今頃拝読しました。高校時代姉の影響で読みました辛い時没頭しました。可愛いタッチと深い言葉、随所に見る音楽(今LPってわかるかな)本当にワクワクしてました。もういい大人だけれど大きな影響を受けた漫画です全巻は今でも取ってあります。
Commented by penedescat at 2016-03-20 00:54
アサイーさん:
コメント有難うございます♪
はみだしっ子ファンがここにもいらっしゃるとは嬉しいです。しかも全巻お持ちとはすごい・・羨ましい!
あれは読みだすと止まらないというか、時が経つのを忘れてしまいますね。あんなに感情を揺さぶられる漫画は珍しいと思います。私の心の中ではあの4人は、当時のまま生き続けていますよ。

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