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網走といえば極刑


今回の旅、道内では常にJRパスで移動しました。

釧路から網走へ向かうルートでは、
始発の釧路から標茶駅まで、季節限定のSL蒸気機関車を利用。(要予約)


●雪の中、汽笛が鳴り響き情緒満点なのです。
 下記の写真をJRさんのサイトでお借りしたら、「本年の運航は終了しました」の文字が(笑)
 冬の湿原号は1月後半から3月の上旬位までしか運航しないので要チェックですよ。
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標茶駅からは、たった一両編成のローカル線に揺られること2時間で網走に到着。
網走到着の少し前あたりから、右手に見えてくるオホーツク海、
なんと流氷に覆われていて、筆舌に尽くしがたいほどの美しさ。

そして翌日はあらためて観光船に乗り、流氷観光に出かけました。

●オホーツク海は海面から50m程は塩分が低く、海水が凍る温度に達しやすいとか。
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●1m程の厚さ氷の塊が船にぶつかり壮観。
 私の大好きなオオワシさんにも再会できました♪
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流氷を見終わった後は、バスで一路憧れの場所へ。
それは網走監獄博物館。

ここは旧網走刑務所の建築物を移転して、博物館として運営している場所。
ちなみに現在の刑務所は、この博物館のすぐ近くで、
バスが通るルートなので外観はしっかり拝めますw

幼いころからドラマや映画でその名を耳にした「網走の刑務所」。
一面銀世界で、もうなんて言うか雰囲気満点ですわ。
網走と言えば「極刑」、、、どれだけ環境が厳しい所なのかドキドキ。

博物館内には門や橋、訪問者の待合室、独房など色んな建物があるけれど、
一番目を引いたのはコレ。

●お風呂。背中が派手な方々が雰囲気を盛り上げてる。。。
 ちなみにお風呂場の展示室は、後方からしか写真がとれない仕組みです(笑)
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●メインの建物である五翼放射状舎房
 建物の中がやたら寒かった~。当時も冬は室内でマイナス7度位だったみたい。
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●過去に脱走犯が二人いたそうです。
なんと一人は小さな窓の鉄格子に毎日お味噌汁をかけて(塩分を含むので)、
徐々に腐らせて鉄格子を壊して脱走。 ← 頭いいな。。。
写真だと分かり辛いけど、この窓実際はすごく小さいんですよ。
よっぽど小柄でも通り抜けるのムリっぽいのに、どうやったんだろう。まさか関節外したとか。。。
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●いくつかの部屋では人形で様子を再現してあるのだけど、
 この右の男の人、左側の人達と比べて男前な感じ(笑)。
 顔色もいいし笑顔だし、悲壮感ゼロなんですけど。
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ところで、北海道旅行中は気温が高めだったとはいえ、
さすがに網走は外気が触れる部分が痛いと感じました。

夕飯を終えてホテルに着いて、レセプションで
「今って気温はどれくらいでしょうねえ」なんて何気なく質問したら、、、
スタッフの女性が「見てきますっ!」と外に飛び出し、
2分後に戻ってきて満面の笑みで・・・・

マイナス 12度 です~!」ってw

北海道って室内は25度とかやたら気温が高くて、
その方も半袖みたいなユニフォームだったのに、
私のために外にでて気温をチェックしに行ってくれて、、
有難いやら恐縮するやら。。。なんというサービス精神!

気温が低いからか、網走は地面がどこもアイススケートリンク状態で、
私は滑り止めのスパイクつけててもペンギン歩きしかできなかった。
なのに、、道が氷で覆われてるのに、、、
スニーカー履いてジョギングしてる人を数名発見!

恐るべし網走。

氷の上をジョギングなんて、それこそ極刑って感じ。。。
流氷や監獄博物館の思い出もさることながら、あのジョギングシーンが忘れられません(笑)

次回はさらりと旅の最終回♪

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by penedescat | 2014-03-23 02:32 |

ドイツ生活10年後、スペインのカタルーニャ地方へお引越し。葡萄畑に囲まれた田舎暮らし。


by penedescat