カタルーニャの葡萄畑から


ドイツ生活10年後、スペインのカタルーニャ地方へお引越し。葡萄畑に囲まれた田舎暮らし。
by penedescat
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憧れの女性 (2) 米原万理さん

欧州の皆さーん、本日土曜から日曜ににかけての夜中に1時間時計の針が戻りますよ。
そう、冬時間の始まりです・・・。
ということで私も冬っぽい背景に変えてみました。


今日のテーマは憧れの女性、第二弾。
故人ですが、ロシア語通訳の第一人者としてご活躍された米原万理さん
もしやご存知の方は少ないかしら?


私は大学時代ドイツ語専攻で、特にロシア語とは縁がなかったけれど、
それでもあのロシア・東欧の激動時代、彼女が活躍する場面を何度も見聞きしたものです。


豪快で、堂々としていて、巧みなユーモア、そして女性らしさをアピールするファッション。
地味な通訳さんが多い中で、かなり目立つ存在でしたね。


子供のころ漫画家だけじゃなくて、通訳にも憧れたワタクシ。
でも米原さんのように同時通訳なんて・・・とんでもない!



実は私、大学時代に1年間「英語同時通訳」の授業を取った事があるんですが、
逐次通訳と違って、同時通訳って気が狂いそうになるんですよ。
耳から英語を聞きながら、同時に日本語の語順に置き換えて話していく作業。
それにはものすごい集中力と、柔軟な日本語能力が必要。
だからこそプロでも10分か15分以上は継続できないと聞きます。


☆ お若い頃の万理さん、お美しい方です。(写真はネットより拝借)
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☆ 晩年の万理さん。2006年に56歳の若さで亡くなりました。
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(彼女の歴史)
日本共産党代表の父親の仕事の都合で、チェコの首都プラハに一家揃って渡欧。
9歳から14歳まで現地のソビエト学校に通い、1964年に帰国。
その後は東京外国語大学ロシア語学科を経て日ソ学院ロシア語講師を務める。
1983年頃から第一級の通訳として、ロシア語圏要人の同時通訳などで活躍。
1990年1月、エリツィン・ソ連最高会議議員(当時)来日にあたって、随行通訳を務める。
1995年から1997年まで、さらに2003年から2006年の死去まで、ロシア語通訳協会会長を務める。
1989年から1990年まで、TBS「宇宙プロジェクト」で通訳グループの中心となり、ソ連側との交渉にあたる。TBSの特別番組「日本人初!宇宙へ」ではロシア語の同時通訳を担当し、一般視聴者にも広く知られるようになる。1997年(平成9年)4月から翌年3月まで、NHK教育テレビ『ロシア語会話』で講師を務める。



彼女が執筆した本も数冊持っていますが、どれも通訳時代のエピソードを交えた、
ユーモアたっぷりで、彼女の暖かい人柄が感じられる内容です。
スペインに持ってきているので、ついつい何度も読み返しちゃう。


☆ ガセネッタ・シモネッタ 
名訳と迷訳は紙一重。言語をめぐる爆笑エッセイ
ロシア語同時通訳の第一人者が綴る、大マジメな国際会議の実に喜劇的な舞台裏 (Amazon評)
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☆ 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
1960年プラハ。マリ(著者)はソビエト学校で個性的な友達と先生に囲まれ刺激的な毎日を過ごしていた。30年後、東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは、少女時代には知り得なかった真実に出会う!(Amazon評)
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万理さんの本「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」のベースになったTV番組があるんです。
1から4まであるのですが、とりあえず1だけご紹介 ↓


世界わが心の旅 プラハ 4つの国の同級生 ビデオ バージョン1



もし万理さんとお会いできたら、どうしようかな。。。
間違いなく一晩中飲みながら語りまくるしかないでしょう。
いや一晩じゃたりないなあー、三日三晩くらい必要かなぁ。


それでは皆様よい週末を♪


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by penedescat | 2011-10-29 23:58 | ちょっと気になる人&モノ | Comments(6)
Commented by viespa at 2011-10-30 04:37 x
米原さんの本は読んだ事ないけど(多分)、"ガセネッタ&シモネッタ"で思い出したわ。米原さんって知的で穏やかそうな感じなのに、毒舌+下ネタ満載のお方?TVとかで拝見して、才女な上に華のある方だな〜って思った記憶があるな。こっちに本持って来てるの?もしよかったら今度かしてちょー。ちなみにウチの姉が大学時代ロシア語専攻でした。

それにしてもさっすが猫村たん。大学では英語同時通訳も取ってたのね!貴女様なら今からでも遅くないわよっ!
Commented by gabbyna at 2011-10-30 09:14
私も彼女の本、大好きです。今も手元に3冊あります。そして彼女の本を読むたびに思ったのは、ロシア語って大変だなぁということでした。ロシア語の通訳のステイタスを確立した方と言っても過言じゃないんでしょうか?!56歳で亡くなられたのは、本当に残念でしたね。まだまだいろいろと書いたりして欲しかったものです。
私なんかは、逐次通訳どまりですが、それでも結構同時の練習をしたことがありますが、本当にあのブースに入ったら凄いテンションがあがります。2人一組で30分交代で仕事をしました。膨大な準備資料を読んでおいてから入ったのですが、入ると頭の中は、真っ白にならなかったですか?!
彼女の本を読むと通訳とか翻訳者の基本を思い出させてくれる何かが何時も語りかけてくきます。
Commented by melodynelson-2812 at 2011-10-30 12:10
 晩年に米原さんが某週刊誌に書評エッセイを持っていらっしゃって楽しみで読んでいたのですが(数人の方と持ち回りなので数週間置きに米原さんですが・・)、聡明でユーモアのある方ですよね。

私、ロシアの事は良く分らないのですがこの方と言い、佐藤優氏といい・・。ロシア通の方って言葉だけでなくてその独特でふかーいロシアの事情に入り込んでいる方が多いな~と。逆にいえばそこまで入り込まないと絶対に理解できないこれまたヨーロッパとも日本とも違う風土の国なんだろうな、と思います。

最近思うのですが、究極の所多国籍な環境で人間関係を円滑にしようと思ったら、必要なのは語学力よりもユーモア力だと思うのです。 周りをクスリとさせられたら、あとは結構うまくいく物
ですよね。

それにしても世界我が心の旅って良い番組ですよね。
私ならどこにしようかな??
Commented by penedescat at 2011-10-30 22:47
viespaさん:
良かったー貴女も米原万理さんを知っているのね(安心)!
そう、この方シモネタもどーんと来いってタイプ・・・私と同じだわ。
そういえばお姉さんがロシア語専攻だった話、前に聞いたの覚えてるよ。次回この2冊お持ちしまーす。
Commented by penedescat at 2011-10-30 22:52
gabbynaさん:
遠く離れたブラジルで、私と同じように米原万理さんの本を持っている人がいるだなんて・・・妙なご縁を感じます~。
ホント56歳で亡くなるなんて早すぎました。。。
gabbynaさんったら逐次でお仕事されてたとは尊敬!!
私の同通は授業だったので、本物のブースに入ってというのはなかったけど、でも教室が個人個人のブースになってて、ヘッドフォンで聞きながらいろいろ練習して(先生はサイマルアカデミーでも教えてる人だった)、すごく勉強になったけど疲労度100パーセントでした。練習だけでもすごくあせるし緊張するのに、あれで国際会議で仕事なんてもらったらプレッシャーで倒れそう。
Commented by penedescat at 2011-10-30 23:06
まりまんどなさん:
通訳さんって影の存在的なところがあるけれど、米原万理さんは違いました。彼女の存在感といったらもう。。。本当に頭の回転が速くて、独特のユーモアがあって(そのために日本人男性はたじたじだったかも。。。)、ああ素敵だなあ憧れてたんです。 ロシアや東欧、昔はそれほど興味がなかったんだけど、この歳になって色んな経験を積んだからか、彼女の本を読むとますます関心が沸いてくるんですよね。

そうそう、ユーモアの果たす役割って大きいです。緊迫した状況でもユ-モアでその場を和ませたり、人間関係の潤滑油ですもんね。私も気のきいたユーモアのひとつでも披露できるようになりたいです。

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