カタルーニャの葡萄畑から


ドイツ生活10年後、スペインのカタルーニャ地方へお引越し。葡萄畑に囲まれた田舎暮らし。
by penedescat
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海外移住とハーグ条約(いよいよ日本が加盟)

先週時事通信で読んだニュースです。

日本政府が国際結婚が破綻した場合の親権争いの解決ルールを定めたハーグ条約に加盟する方針を固め、与党との調整に入った。5月にも加盟方針を閣議決定し、同月26日からのフランスでの主要国首脳会議(サミット)で菅直人首相が表明することを目指している。


うちは子供がいないので、直接自分に降りかかる問題ではないのですが、
昔からこのハーグ条約には関心がありました。
きっかけは学生時代にNot without my daughterという実話に基づいた小説を読んだことかな。
あれはアメリカ人女性が配偶者の祖国であるイランを訪れたところ、子供ともども監禁状態になってしまい、命からがらイラン脱出を試みるいう話で、今回の話とは背景が異なるのですが、
国が違えば親権を含めた法律だって異なるという、当たり前の事実を改めて認識した作品でした。


Not without my daughter ( こちらは映画予告版)


ハーグ条約加盟についてここ数年どうなるかと気にしてたのですが、
とうとう外圧に負けそうですね
そして日本はなんとも外圧に弱い。。。
もうそろそろ加入の意思を見せないと諸外国から経済措置などを取られるでしょうしね。

日本が国際化していく中で、何らかのルールが必要なことは認めますが、
正直言って日本が参加するには時期尚早だと感じています。


最近アメリカでやたら問題提起されていた「日本人による誘拐事件」。
↓ 見ていてちょっと嫌な気分になりました。(日本語吹き替え)



実際には現在の加盟国のほとんどがキリスト教国であること、
また文化の違い、親権制度の違い(日本は単身親権だが、欧米の多くは共同親権)を考えたら、日本ですんなりと導入するには基盤が整っていないと思います。


加入したら「誘拐犯・拉致犯」として現在指名手配されている日本人(圧倒的に母親が日本人というケースが多い)は現地の警察に引き渡されるのでしょうか?
そして日本に連れてこられた子供達も父親の元に戻ることに?


母親が子供を日本に連れて帰った場合、配偶者がアルコールや麻薬、浮気、または家庭内暴力といった問題を抱えているケースも少なくないらしい。
拉致された子供達が父親のいる国に戻ることになっても、
家庭内暴力など子供にとって身の危険がある場合は特別措置があるとも聞きますが、
実際にはこの「身の危険」を証明するのは意外に難しく、また適用されることも少ないとか。


性格の不一致や外国生活に馴染め結果、日本に戻ってきたケースもあるでしょう。
いずれにせよ、外国に住んでいる間は、その国の言葉でで情報を集めて、裁判で戦ってと、
体力も精神力もそして金銭的にも負担は大きいものです。

そして残念なことですが、アジア人である私たちは、
欧米の白人社会の中では法的にも弱い立場にあるのではないですか。
よほどのことがない限り、アジア人にとって有利な裁判結果は出ないように仕組まれている気すらしますが、考えすぎでしょうか?


これから日本を離れて海外のパートナーの元へ旅立つ方、
是非日本にいるうちに相手の国の基本的な法律を調べておいてください。

楽しい生活が待っているであろう時に暗い話題でアレなんですけど、
これってとっても大事なことだと思うのです。
なんだか偉そうでスミマセン。。。




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by penedescat | 2011-05-02 02:10 | 世の中で起きてること | Comments(8)
Commented by ay at 2011-05-02 06:16 x
うちはまだ子供いませんけど、ダンナのイタリアの両親も、子供を日本に連れて行かれたらオシマイだ、って私達が付き合い始めの頃、とても心配してたみたいです。というのも、義父の友人でまさにこのケースがあったので。アメリカだけじゃないですね。まあ私達は付き合って7年も経ち、どうやらその心配はないと、やっと信用を得た感じはしますが。

色んなケースがあると思いますけど、やはり相手の国で戦うのは明らかに不利ですよね。日本で裁判して相手国の判決と違ったらどういう対処を取るんでしょう?両親離れ離れの悲しい子供が増えないことを願うばかりです。
Commented by まりまんどな at 2011-05-02 20:50 x
 ハーグ条約についに加盟するんですね。外圧に
弱いというのは、事案によりけりかなぁなんて思います。
捕鯨問題なんかはかなり強く抵抗していますが、結局水産庁への利権が大きいからでしょう。ハーグ条約の場合は外圧に抵抗して、(主に)女性達の立場を守ったとしても政治家にも省庁にも利権がないから
なのかな・・と思いました。
加盟に関しては、私も時期尚早だと思います。この
ABCのルポタージュもアメリカらしい一方的で独善的な見方ですね(苦笑)
離婚大国フランスで、父親と母親の元を行ったり、来りしている子供達を何人も知っています。カナダとフランスを行ったり来りしている子もいますよ。自分の国でない所で裁判をする事の難しさは私も知っていますが、そういったことに対処するにはそれなりの経済力と経験値と人間的な成熟がかなり必要になりますが
果たして離婚→裁判に至る前にそこまで考えが及ぶ人がどれだけいるでしょう?
私も色々経験した分、おせっかいながらも注意喚起したくなりますね・・。


Commented by penedescat at 2011-05-03 00:29
ayさん:

件数の多さからアメリカの報道が一番多いですが、仰るとおりイタリアやスペインだってこういうケースはありますよね。ご本人達は我慢できないギリギリの状態になって子供を連れて日本へ帰国するわけで、最後の選択肢だったわけですが、「ダメになったら子供を連れて日本に帰ればいい」という概念は欧米社会じゃ通用しないですもんね。国際間の婚姻はこういうのがあるからとても複雑だと思います。

Commented by penedescat at 2011-05-03 00:50
まりまんどなさん:

そうですね、確かに捕鯨問題については国はかなり粘り強い応対をしていますもんね。そうなるとやはり、人権がどうこうではなく、利権がポイントになってくるのかな。それも現実なんだけど、なんだか虚しい。。。

最近ブログを見ていると、ネットで知り合い(ネットでの出会いを否定しているわけではありません。出会いは何でもありだと思います)すぐに簡単に相手に会いに行き、とんとん拍子に結婚というケースも見かけられます。それはそれで微笑ましいと同時に、この人現地で大丈夫かなという気持ちがムクムクと芽生えてくるんです。海外で唯一頼りだったパートナーがある日突然敵になることだってありえますからね。長い海外生活で私、ドライな人間になりつつある私(笑)、婚姻はあくまでも契約だと思っています。その契約にどれだけの法律が関わっているのかを認識するのはとっても大事。

日本がハーグ条約加盟には早すぎるけれど、この話題が世間にのぼることで、せめて今後海外で生活する予定の(特に)女性が、国際結婚とは本来どういうことなのかを理解するきっかけになればいいな、とも思います。
Commented by cocomerita at 2011-05-08 21:41
Ciao penedescatさん
イタリアでもありますよ
ロシア人の奥さんが子供を連れてロシアに帰ってしまうとか、ドイツ人のとか,,,
そして、コメントでpenedescatさんも懸念なさっているように、ものすごく簡単に結婚して子供を作っちゃう人多いですよね
だってさ、結婚まで行ってるのに、いくら国際結婚とは言え、お互いの両親の顔さえ知らない、彼女が日本のどこに住んでるか知らない、って私的には異常な世界
このビデオも、アメリカの正義は我に!色一色で見ていて、ちょっと不愉快でした

法律で定めても、その前に法に頼らないでもいいように行動するのが大事だと思いますけどね――
Commented by penedescat at 2011-05-08 22:34
Junkoさん:

ロシアもハーグ協定に加盟してないから、向こうに逃げちゃったらイタリアサイドからは何もできないですね。ドイツは、、、うーん、裁判かな。この間もニュースでやってたんだけど、EU国民同士は滞在については手続きが簡素化されてるけど、こと婚姻関係には共通の法律がないので手続きはすごく複雑とか。

そうこのビデオ、「はいはい、アメリカ様がいつも正義なんでしょ」って気持ちで見ないとやってられないです。ちょっと差別的な発言になるけれど、私アメリカ人でなくて良かったって思っちゃう。

子連れで帰国しなきゃいけないような状態にいたるには、相当な覚悟があったはず。本当のことは当人にしか分らないけど、どっちかだけが悪い問題ではなさそうだし。。。
まだ時間かかるだろうけど、ハーグ正式加盟となったら結構影響を受ける人多いでしょうね。ほんとどうなることやら。
Commented by junko at 2011-05-09 02:31 x
又弁護士がもうかるね 苦笑
まあと言うことで結婚は最高に再考に熟考を重ねた後行ってくださいってことだね
Commented by penedescat at 2011-05-09 16:35
Junkoさん:

ははは、そう、儲かるのは弁護士だ!
結婚する時はあまり考えない事だけど、離婚は高くつくってことで。。。

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